No:QA-0009

Q

どんなIPアドレスを設定したらよいかわからない

   
A

TCP/IPプロトコルを使用してネットワークでプリンターを使用する場合、プリンターにIPアドレスを設定する必要があります。IPアドレスはどんな値でも使えるわけではなく、決まりがあります。

 

標準的なネットワークの場合、ネットワークアドレスが同じでないと通信できません。
IPアドレスが192.168.1.1の場合、192.168.1までを「ネットワークアドレス」 残りの1を「ホストID」と言います。


「パソコンA」から「プリンターA」の場合同じネットワークアドレス(192.168.1.)なので通信することができます。
ちなみに「パソコンA」から通信できるIPアドレスは192.168.1.2から192.168.1.254までです。

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「パソコンA」から「プリンターB」の場合違うネットワークアドレス(192.168.2.)なので通信できません。
「プリンターB」と「パソコンA」を通信できるようにするには「プリンターB」のIPアドレスを192.168.1.*(*は2から254)に変更する必要があります。
また、他の機器ですでに使用しているIPアドレスは使えません。重複しないように設定します。

 

上記に基づいて小規模な既存のネットワークにプリンターを追加する例を紹介します。

イメージ
192.168.0.200など

上のネットワーク環境の場合、プリンターに設定できるIPアドレスの範囲は以下の通りです。

192.168.0.1 から 192.168.0.254

※他のパソコンやルーターで使用済みのIPアドレスと重複しない値を設定してください。
上図の環境の場合、192.168.0.1、192.168.0.2、192.168.0.3は使用済みのためプリンターに使うことはできません。

また、DHCPなどIPアドレスの自動取得をしている場合には、DHCPの範囲外に設定してください。
DHCPの自動取得は若い番号から順に割り当てられるので、後ろの番号(200番台など)をプリンターに設定するとよいでしょう。

DHCP環境でIPアドレスを自動取得しており、自分のパソコンがどのようなIPアドレスを使用しているかわからない場合があります。
「ipconfig」コマンドを使用することでIPアドレスを確認できます。

1.コマンドプロンプト(MS/DOSプロンプト)を開きます。

Windows 95/98

[スタート]-[プログラム]-[コマンドプロンプト]

Windows Me

[スタート]-[プログラム]-[アクセサリ]-[コマンドプロンプト]

Windows NT

[スタート]-[プログラム]-[コマンドプロンプト]

Windows 2000

[スタート]-[プログラム]-[アクセサリ]-[コマンドプロンプト]

Windows XP

[スタート]-[すべてのプログラム]-[アクセサリ]-[コマンドプロンプト]

 

2.以下のように入力しEnterキーを押します。

 ipconfig

現在パソコンで使用している、IPアドレスやサブネットマスク、デフォルトゲートウェイが表示されます。

イメージ
この例では、パソコンのIPアドレスは192.168.11.249を使用していることがわかります。
またサブネットマスクは255.255.255.0、デフォルトゲートウェイは192.168.11.254になっています。
プリンターには192.168.11.*(*は1から254で重複しない値)を設定すると通信できるようになります。

TCP/IPプロトコルではIPアドレスのほかにサブネットマスクとデフォルトゲートウェイを設定することが出来ます。
基本的にサブネットマスクは255.255.255.0を設定します。
デフォルトゲートウェイはルーターのIPアドレスを指定します。
プリンターにはipconfigで確認したサブネットマスクとデフォルトゲートウェイの値を入力するとよいでしょう。

 

参考:サブネットマスクとデフォルトゲートウェイ

サブネットマスク
IPアドレスの値の何処までをネットワークアドレスとして使うか指定するものです。
たとえば
IPアドレス:192.168.11.249 サブネットマスク:255.255.255.0
この場合のネットワークアドレスはサブネットマスクで255と表記されている部分を示します。
192.168.11までがネットワークアドレスということになります。残りはホストIDとして扱われます。

IPアドレス:192.168.11.249 サブネットマスク:255.255.0.0
この場合もサブネットマスクで255と表示されている部分を示します。
192.168までがネットワークアドレスということになります。
一般的なネットワークの場合、サブネットマスクには255.255.255.0を使用します。

デフォルトゲートウェイ
別のネットワークに対するデータ通信を行なう場合、ゲートウェイと呼ばれる機器へデータを転送します。
具体的には、ISDNルーターやADSLルーターのことです。
一般的にデフォルトゲートウェイにはルーターで使用しているIPアドレスを登録します。
同一のネットワークアドレスから使用する場合には、デフォルトゲートウェイを設定しなくとも印刷は可能です。
よくわからない場合は設定しなくてもよいでしょう。

※上記の説明はクラスCの場合の説明です。
クラスA・BやサブネットマスクでCIDRを使用している場合はこのかぎりではありません。
またルーターなどを使用している場合もこの限りではありませんのでご了承ください。

IPアドレスを間違って設定すると、ネットワーク全体に影響を与え通信できなくなる可能性もあります。
IPアドレスの設定を行う場合には、ネットワーク管理者や設置業者にご確認ください。

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